自動車保険料が下がる人のタイプは?

自動車保険料が下がる人のタイプは?

 

ハインリッヒの法則が相場の基本

ハインリッヒの法則という言葉をご存知でしょうか。
ハインリッヒの法則というのは労働事故における、確率論のことで1件の重大事故の背景には29の軽微な事故と300のヒヤリハットがあるという確率論のことで、実は自動車保険の商品にもこの考え方が非常に大きく影響を及ぼしています。

 

たとえば普段から慢心運転をしているドライバーと、普段から注意深く常に危険予測をしながら運転している人がいて、この2人が同じ距離と、同じ路面を走行しながら事故を起こす頻度を見た場合、統計的に前者が圧倒的に交通事故を起こす頻度が多く、後者は殆ど事故を起こしません。
それはなぜかを考えた場合に、この労働事故の起きる確率論であるハインリッヒの法則が当てはまるのです。

 

常に慢心運転をしているドライバーは、どことなく思い込みが強く、危険リスクや危険予測が出来ません。
従って常にヒヤリハットの連続で、軽微な事故を繰り返していくうちに、やがて重大事故を起こします。

 

重大事故を起こした背景として、慢心運転をしていたことで危険予測が出来なかったこと。
それによってヒヤリハットを繰り返していたわけで、ヒヤリハットの頻度を下げれば、軽微な事故をなくなり、やがて重大事故を起こす確率も下がります。

 

つまり慢心運転をしている人というのは、事故を起こす可能性が高い現れですので、自動車保険料も高額になる傾向にあり、逆に危険予測に余念のないドライバーは、十分にリスク回避しながら運転していますので事故を起こす可能性が低く、自動車保険料も安価に上がる傾向にあるのです。

 

30歳以上でゴールド免許は強い

ハインリッヒの法則のルールから考えると、自動車事故を起こすリスクの高い人というのは、車の免許を取ったばかりで、運転の楽しみを知った青色免許の若者でかつ、年間走行距離も長くなると保険料金は上がります。
なぜなら運転技能が未熟であるにも関わらず走行距離が長いとそれだけ事故を起こす可能性があります。

 

従って免許取立ての若い人が車を乗る場合は、どの保険会社も一番高い保険料を設定している場合が多く、自動車保険料は総じて高く設定されています。
しかしもしこれが免許を取って10年以上になる30代に出会った場合、しかも免許証を取得後10年間全く無事故、無違反で貫いてきた人であるならば、ドライバーの世界で優等生の部類に入りますので、20代のドライバーに比べると自動車保険料は安くなります。

 

走行距離や運転者ドライバー限定の条件を加味しても、等級がそれなりに高く、なおかつ30代のゴールド免許であれば、自動車保険料は一気に下がります。
ただもしこの間に、事故をして保険を使った場合は自動車保険の等級は一気に下がる上、ゴールド免許から青色免許にかわるため、自動車保険料はぐんと上がるでしょう。

 

このように自動車免許というのは免許証の色と年齢と現行の自動車保険証券の等級によって大きく変化しますので、もし自動車保険料を安くしていきたいと思うのであれば、30過ぎたら絶対に事故はしない事と、保険を使うような事はしないというのが鉄則です。

 

安全性能が高い車に乗る人

自動車保険を安くする最も究極的な方法は事故らないドライビングテクニックと、事故を起こさない車に乗る事です。
もしほとんどのドライバーが自動車教習所で、事故らない運転技能の特訓を受け、究極の危険予測マスターになり、更に衝突安全性能はもちろん、車自体にGPSを付ける事が義務付けられ、接近する車があればその危険を察知し知らせてくれるような機能が標準装備されていたとしたら、まず損害保険会社は閑古鳥になるでしょう。

 

そして自動車保険業界は存亡の危機に陥ります。
損害保険や自動車保険というのは、事故を起こしてくれる人が居るから成り立っているそんなおかしな業界です。

 

ところがもしこれらの条件を満たした究極的なドライバーと車があったとしたら、きっと任意保険そのものに加入する必要性がなくなります。

 

そういった意味で考えると、もし世界最高基準の安全性能を持った車があったとしたら、きっとドライビングテクニックに個人差はあれど、その車に乗っているというだけで、自動車保険料は一気に安くなります。
ただ実際そんな車はありませんし、そんな安全な車が一般化したら自動車保険は消滅してしまいますので、現実的ではありませんが、理屈の上で考えれそういう事になります。

 

では安全性能の高い車というとどんな車を指すのかというと、最近ではマツダのITS機能の付いた車が有名ですが、これはマツダ車の安全性能向上の取り組みの一環で、車自体に高度な知能を持たせドライバーが安全に走行できるようにサポートをしてくれるといったものです。
今のところマツダのITSが付いた車の自動車保険料がどうなのかはまだわかりませんが、今後こういった高度な安全性が付帯された車が普及していけば自動車保険料も下がるのではないかと期待されています。

 

通勤や通学で車を使わない人

自動車保険料価格の基本的な考え方は、自動車にたくさん乗っている人、つまり年間基準の走行距離が長い契約者は保険料が高くなる傾向にあり、一方で日常的にあまり乗る事のない人、つまり年間走行距離が短い人は保険料が安くなる傾向にあります。

 

そういった観点で見ると、例えば平日学校へ行く時、または出勤する際などの移動手段として車ではなく公共交通機関を利用している人や、車の運転が日曜や祝日といった日にしか運転しない人であれば自動車保険の価格派一気に下がります。

 

実際損害保険業界の基準では、自動車保険料金の目安として年間走行距離である程度の自動車保険の価格帯の目安がわかります。
たとえば年間走行距離が5000キロ未満であれば、いくら走っても保険料は変わりません。
しかし年間走行距離が5000キロから7000キロくらいになると、若干価格は上がります。

 

では年間走行距離が5000キロというとどれくらいかというと、5キロ圏内のご近所で乗り回す程度の運転を週に5日やっても、走行距離は30キロ程度です。
一か月だと120キロで年間で見ても1440キロくらいです。

 

そう考えると年間5000キロ以内の走行距離というのは、歩くには少し離れているけど、車で行くにはちょうど良いくらいの距離に相当します。
通勤通学は公共交通機関を利用して、近所のスーパーへちょっとした買い物に行くとか、子供の塾の送り迎え程度で車を利用するのであれば、事故リスクが低い為自動車保険料金は格段に安くなります。

 

自動車保険契約を継続する人

損害保険会社の自動車保険は定期的に見直しが必要と言われています。
見直しの時期というのは、現在契約中の損害保険会社からしてみれば、お客さんが離れていく可能性がある最も緊張の瞬間です。

 

またこれから自動車保険の見直しをする人がいれば、新規のお客さん獲得のチャンスともいえるでしょう。
このように損害保険会社では自動車保険の契約が満期を迎え、更新をする時に保険の見直しをするドライバーをいかにつなぎとめるのかをとても重要なテーマであると考えています。

 

そのため、多くの自動車保険が実際に契約更新の時期を迎え、担当者が顧客へ連絡を入れた際に、即答で契約更新を受けると真っ先に更新のお礼で伺ったり、保険料の割引サービスを行うなど手厚いサービスを行います。

 

また保険会社の担当者不在のダイレクト保険であっても、ある損害保険会社の自動車保険ではネットから更新手続きを行うと年間の保険料を最大で10%程度値引きしてくれるサービスを行っています。
年間の自動車保険料が10%も安くなるのは大変魅力的です。
たとえば年間の自動車保険料が55000円だったとしてその1割ですから、5500円も割り引いてくれる計算になります。

 

これはあくまでダイレクト保険の比較的等級の高い人で行った試算ですので、実際は支払う保険料には個人差がありますが、それでも同じ保険会社で継続して行うメリットというのは非常に大きいものがあります。
特に今の自動車保険のサービスに対して不満を感じていないのであれば同じ自動車保険で継続した方が結果的にはお得です。