自動車保険をもっと安くしたい!

自動車保険をもっと安くしたい!

 

ドライバーを自分だけにする理由

もしあなたがこれから自動車保険の申し込みをしようとした時、その車の所有者があなた自身であるならば、自動車保険契約の運転者はあなた自身にする方が結果的にお得になります。
なぜなら家族複数が1台の車を共有していた場合、運転技術は同じ家族間であっても個人差がありますし年齢も性別も違うため、事故を起こすリスクは一人の運転者で契約するよりも上がります。

 

ところがその車を自分自身しか運転しないのであれば、保険料も一人のドライバー限定の情報を元に算出しますので、複数のドライバーが関わらない分、自動車保険料は安く上げる事が出来ます。
ただこのドライバー限定で契約したにも関わらず、運転者が契約者と別の人が運転して、事故を起こした場合は残念ながら保険料金は支払できません。

 

よくあるのが飲酒をして運転ができないからと、お酒を飲んでいない友達に運転を依頼して事故を起こしてしまった場合がこれに該当します。
自動車保険というのは普段は全く意識するものではないのですが、いざ事故を起こした時に車のダッシュボードの中にある保険証券を見て、「あーしまった!」と思わない為にも、普段から自分自身の保険契約の内容を把握しておくべきですし、もし飲酒で車の運転が出来ないのであれば、運転代行業者を呼ぶのも一つの方法です。

 

彼らは代行業者としての自動車保険に加入しています。
そのため、お客さんの車で事故を起こした場合の費用は代行業者側で支払うことになるので、万が一の事故も安心です。
もしドライバー限定の保険契約であるならば、他人にはハンドルは握らせてはいけません。

 

自動車保険の見直しは定期的に

損害保険業界というのは会社の数も商品数も非常に多く、常に入れ替わりが激しく、時に薄情であり栄枯盛衰の激しい世界です。
そのため自動車保険も2年見直しをしなければ相当数の保険商品が入れ替わるでしょう。

 

自動車保険は定期的に見直しをする必要があると言われている商品ですが、1年で見直しをするのか、2年で見直すべきなのかを考えた際に、本来は毎年見直しをした方が良いのですが、なかなかそんな車の保険を意識していないとそんなことも忘れてしまいます。
しかし2年に1度やって来る車検のタイミングや保険会社からの自動車保険の更新手続きのタイミングで見直す人は多くいます。

 

現在多くの損害保険会社が、自動車保険更新時の顧客繋止め対策として、更新をしたお客さんに対して様々なアフターサービスを展開していますので、なかなか保険会社を変える事に躊躇してしまう人も数多くいらっしゃると思いますが、たとえば保険代理店で契約をした自動車保険から、ダイレクト自動車保険に乗り換えた場合、年間に支払う保険料が等級によって差は有りますが、平均2万円から4万円近く差が生まれます。

 

決してダイレクト保険を勧めているわけではありませんが、実際、ちょっと保険契約を見直しただけで、料金は格段に変わりますし、また自動車保険の特約内容も画期的な特約が出来ていたりする事もあるため、やはり定期的にリニューアル情報を持っておくことは大事です。

 

自動車保険は特約の数で決まる

実際に自動車保険の見直しをしていると、どの部分の費用を削ろうか考えた時、漠然と保険会社を変えるべきか、または自動車保険そのものを変えるか悩む人と、一方で自動車保険の付帯されている特約に注目し、保険契約というよりも特約の見直しに悩む人の2つのタイプの人が居ます。

 

確かに自動車保険そのものを変えてしまえば、自動車保険の料金が下がるように錯覚しますが、長い目で見た場合同じ保険会社でずっと更新をしていく事で、長期割引がある自動車保険もあり、一概に会社や商品そのものを変える事で、節約ができるかどうかでみると、必ずしもそうではない場合があります。

 

そこで自動車保険の更新が来たり、また車検のタイミングで車を手放すか、辞めようか考えた時にちょっと現在の自動車保険契約の契約内容と、特約について考えてみましょう。
もし不必要な特約があれば削除する必要がありますし、またもっと魅力的な特約があればそれを付帯することで料金を下げることができる場合があります。

 

ただ自動車保険によっては特約内容の付帯をしてもしなくても、保険料金が変わらないといった保険会社もありますので注意が必要ですが、もし特約で料金が変わるのであれば、一度現在契約中の自動車保険の契約内容の見直しをしてみるのも一つの方法です。
自動車保険の契約内容は普通の人はそんなに意識するものではありませんし、毎年の契約更新があれば話は別ですが、2年に1回の車検と更新時こそしっかりとした見直しが必要です。

 

自動車保険の人身傷害を精査する

自動車保険のイロハのイ的な話になるのですが、自動車保険証券に書かれてある、人身傷害と搭乗者傷害の違いわかりますか?
損害保険業界に携わっている人であれば、みんなわかっていますが、契約者の方でこの違いを知っている人は案外少ないのが実情です。

 

まず人身傷害というのは万が一、交通事故をした時にドライバー以外に助手席に座っていた人が怪我をしてしまった場合と、後部座席に座っていた人も怪我をしてしまった場合が想定されます。
しかし一般的に人身傷害補償というと、対人事故に対して行われる保障で、搭乗者傷害というと助手席、後部座席に座っていた人、英語で言うところのpassengerに当たる人の保証のように感じますが、実は搭乗者傷害というのはドライバーも含みますし、人身傷害もドライバーからpassengerまで広くカバーしてくれます。

 

つまり保証してくれる対象はみんな同じという訳です。では何が違うのかというと、人身傷害も搭乗者傷害も万が一の事が起きた時に被害者へ対して支払う勘定が違うというだけです。
逆に言えば保証される対象が一緒であれば契約者次第ですがどちらか一つで良い場合もあります。

 

人身傷害と搭乗者傷害の両方に加入しているのであればどちらか一つを外すのも方法のひとつで、それによって年間の自動車保険がいくらか浮く事もあります。
ただし、保証の定義と計算式が異なる事から万が一事故を起こした際に受け取れる保険金の性質に違いがあるため、この保証を外すかどうかは慎重に行うようにしてください。